あなたの冷えは大丈夫?

漢方で治す「冷え」
専門医に聞く!タイプ別対策だから効く!

日本人女性の2人に1人は冷えと言われています。
しかし、万病の元だというのに「たかが冷え」と思って自己流のケアしかしていない人がほとんど。

そこでおすすめしたいのが、冷えのタイプやその方の体質にぴったりの対策ができる漢方治療です。
これまで漢方外来や女性外来で、たくさんの女性の冷えを診てきたドクターに「本当の冷え対策」についてお話を伺いました。

■今日の「冷え」が未来の不調・病気を作る
冷えは万病の元と言われるように、あらゆる不調や疾患は冷えと深い関係があります。

特に女性は男性よりも筋肉量が少なく、子宮や卵巣などの臓器があることで腹部の血流が滞りやすいため、冷えやすくなります。
冷えによるダメージは女性の方が受けやすいのです。

最近では10代のうちから冷えに悩む女性も少なくありません。
単なる冷えと思うかもしれませんが、女性の大切な将来を左右しかねないので軽視するのはNG。
不妊症や早産、難産など妊娠・分娩の障害が起こるケースもあります。

現在、思い当たる症状がないとしても対策しないでいるうちに慢性的な冷え状態になり、今後これらの症状や疾患につながる可能性があります。

また、関節炎や夜間頻尿などご年配の女性の悩みも冷えが一因です。
意外なところでは花粉症とも大きな関係があります。

夏にアイスをいっぱい食べたことで翌年の花粉症がひどくなる人もいます。
逆に、温める治療で花粉症が改善される方もいます。

■実はキケン!?生姜で冷え対策
当然、すでに独自の冷え対策を行っている方も多いと思います。
しかし、それが返ってマイナスに働くケースも。

身体を温めるために生姜紅茶を飲んでいる方もいますが、中の生姜を使って胃の具合を悪くしている方もいます。
胃の粘膜が弱い人は生の生姜は刺激が強く、胃が荒れて胃痛などの体調不良が起こることもあります。

また、冷えが原因で頭痛や生理痛などの痛みが生じている人が鎮痛剤を服用する場合も要注意です。

「市販の解熱性鎮痛剤で余計に冷えがひどくなることがあります。
鎮痛剤の副作用で平熱が低くなる方もいます。

こういった冷えと痛みの悪循環は自分では気づけません。
冷えを感じるならまず医師に相談することです。

■冷えに直接アプローチできるのは漢方医学だけ
ただし、どこでもいいから医療機関にかかればいいのかといえば、ちょっと違います。
実は、西洋薬には温める作用の薬が存在しません。

西洋医学には冷えという概念がありません。
冷えて外来にかかった患者さんに何か病気が隠れていないかの診断は行いますが、何もなければそこで治療は終わりになります。

そこで、冷えも大切な指標のひとつと考える漢方医学の出番です。
冷えのタイプや体質に応じた漢方薬で冷え症状を改善に導くことができます。

漢方医学では「通ぜざればすなわち痛む」と言って、身体が冷えると体内の血液や水分が停滞し、痛みが生じるという考え方があります。

漢方薬には身体を温め体内の血液や水分の停滞を改善し、冷えにとどまらず、あらゆる身体の不調を改善するパワーがあるのです。

■冷えのタイプに合わせた漢方治療
ミニスカートに生足の女子高生、一日中冷房の効く室内で働くOL、身体は寒いのに頭はのぼせたように感じる更年期世代、靴下がないと眠れないというご年配の方。
同じ冷えでもこれらの方たちはタイプが異なると考えるのが漢方医学です。

「冷えは大きく3つのタイプに分けることができます。」
冷えのぼせ症で華奢な方は紫胡桂枝乾姜湯という漢方薬を処方すると、靴下を履かなくても眠れるようになったり、不安が減って夜よく眠れるようになります。

■漢方は日本人の身体を考えて日本独自に発展した医学です
漢方医学は、中国を起源とする日本の伝統医学です。
5-6世紀以降に日本に伝わり、日本独自に発展しました。

江戸時代に入り、オランダから来た医学(蘭学)に対して、それまで日本にあった医学と区別するために漢方と名付けられました。
漢方薬は、古くは二千年前、新しくは昭和の時代に作られ、日本の気候風土や日本人に合ったものが現在まで使われ続けているのです。

身体は冷えるのに足は多汗やブーツのせいで足の臭いが気になるという女性も多くいます。
足の臭いを消す方法を紹介します。