ドライマウス Ⅲ

薬から生活指導までドライマウスの治療法
原因がわかれば適した治療を行っていきます。

糖尿病などの病気が背景にあれば病気への適切な治療を、薬の副作用によるものであれば薬を変更したり、減らしたりという対応を行います。

唾液分泌低下が原因なら、唾液の分泌に関わる副交感神経を刺激する薬を処方します。

一方で、特別な治療をせず習慣を変えるだけで症状が改善するケースもあります。

「いつも口が開いている方は口を閉じてもらう訓練をします。
口を閉じて1分ぐらい黙っていれば唾液出てくるでしょう」

口呼吸が癖になっている方は唾液が蒸発しやすくなっているので、鼻呼吸を習慣づけます。

また、前述したとおり、ストレスは唾液分泌を妨げる元凶です。
しかし、ストレスをゼロにすることや感じにくくすることは非常に困難です。

そこで、ストレスによる身体の変化に気付き改善していくことで、ドライマウス対策をアプローチをすることもあります。

「ストレスがかかると口元に力が入って唾液が出にくくなります。
緩めてあげることで改善します。

また、入れ歯を調整することで症状が軽減する方もいます。

「高齢の方で歯が悪くなって柔らかいものばかり食べていると噛む力が弱って唾液の分泌も減っていきます。
適した入れ歯で噛めるようにしてあげれば唾液が増えていきます。」

ドライマウスと口臭に効く適切セルフケア

唾液の分泌量の低下ではなく、蒸発しやうしことが原因の方には「マウスピース」を使った治療が適しています。

「唾液は主に耳下腺、顎下腺、舌下腺という大きい唾液腺から分泌されていますが、それ以外にも唾液腺がたくさんあります。
その一つが上顎にある口蓋腺で、この部分の蒸発を防ぐためにマウスピースは有効です。」

歯科医院で自分の肌に合わせて作ったマウスピースを上顎に装着することで、ドライマウス症状を改善する事ができるのです。

また、乾燥肌用の保湿剤があるように、口腔内の粘膜にも専用の保湿剤が存在します。

「うがいをするタイプタイプ(洗口液)から、口内のカサカサになった粘膜に塗るジェル状のもの、直接塗るのが嫌だという人にはスプレータイプもあります。
マウスピースもジェル状の保湿剤を塗ってから装着するとさらに保湿機能が高まります。」

取扱いについては医院によって異なりますので、まずはお近くの歯科医院にお問い合わせください。

虫歯や歯周病、口臭などを起こしかねないドライマウス。

歯科医院で原因を究明し、セルフケアを行っていけば多くの場合すっきりと症状は改善します。
まずはご歯科医院に相談ください。

あなたはどのタイプ?
外出中も口の乾燥が気になる
スプレータイプの保湿剤
渇きを感じた時にスプレーするだけ、レモン味など味がするものもあり、さらに唾液分泌が刺激されるのでオススメです。

できるだけ長時間保湿したい
リップの保湿剤
適量を指先に出し、その指先で口腔内を塗り、舌を使って行き渡らせます。
スプレータイプよりも持続力があると言われます。

特に夜間の口の乾燥が気になる
マウスピース&ハンドジェルタイプの保湿剤
就寝前に歯磨きをした後、チューブからマウスピースに適量の保湿剤を載せて、マウスピースを装着します。
マウスピースは日中も使えます。

簡単なドライマウス対策じゃないと続かない
洗口液タイプの保湿剤
口の中に含み、30秒程度すすいで吐き出すだけ。
簡単なので続けやすい!
お出かけ前など時間を決めて行うといいでしょう。

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